『君たちはどう生きるか』(漫画バージョンです)
私は本も好きですが、漫画も好きです。ちょくちょく読むのですが、久しぶりに心を強く揺さぶられる漫画です。とにかく読み始めてから涙が止まりませんでした。
稚拙な言葉になってしまうのですが「大人になって出来上がった自分の愚かさ」「惨めさ」「情けなさ」が非常に恥ずかしく、後ろめたく思えると同時に、「これからどうするか」「自分の人生を決めるのは自分だ」と強い希望を持てる一冊です。
原作は「吉野源三郎さん」が書かれた1937年に発行された小説なのですが、恥ずかしながら読んだことがありませんでした。「この本に中高生の頃出会いたかった!!」とも強く思いました。
思春期の頃、誰もが思う「自分はどう生きるべきか」「なんでこんなに苦しくなるのか」という問題。これに対して答えは書いてありませんが、希望につながる糸口がこの漫画にはあると思います。
そして大人に対しては自分の人生を振り返った時、山のように積まれた後悔と、その後悔を踏み台にして未来に飛び出す勇気を与えてくれる作品です。
これは大人が読むべき漫画だと思います。それと同時に、今日、私の子供達に手渡そうと思います。
漫画 君たちはどう生きるか [ 吉野源三郎 ] |
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ラベル:君たちはどう生きるか