がん外科医の本音 (SB新書) [ 中山 祐次郎 ] - 楽天ブックス
日本では75歳以上の2人に1人が「がん」を経験しています。患者さんを治療中にご本人はもちろん、「ご家族」や「ご友人」が「がんになった時」の対応を相談されることもしばしばあります。
「がん」という病気は普通に私達の周りにあるのに、実際に目の当たりにするとご本人はもちろん、周りも動揺してしまうことが多い病気の一つです
この『がん外科医の本音』は、落ち着いて「がん」に対処できる入門書のようで、私の患者さんにもオススメしています
平易な文章で、「がん」になった時の困りごとを様々な角度から具体的に紹介してくれています。
例えば「病院はどう選ぶか」「手術・抗がん剤・放射線の説明と副作用」「セカンドオピニオンについて」「通院時に医者に伝えるシート」「受けるべき健診内容」「先進医療特約はつけるべきか」などなど。
リアルに悩んでいること(これから悩むかもしれないこと)について非常に役に立ちます
「がん」についての本はかなりセンセーショナルで「こうしたら治った!!」というような眉唾物の内容が多い中で、この本は中立公正な内容で、患者さんにも安心して勧められます。
手元に1冊あると安心です