その中でも「腸セラピー」のコースはまだ受けたことがありませんでした。
排便異常は生活の質を下げます。ひどくなると気持ちが悪くなったり、肌に吹き出物が出たり、体が重だるくなります。
日本人の成人人口の14%が便秘に悩むと言われていて、一般的な症状です。
そのような背景から「腸セラピー」を唱えるエステやマッサージ店を多く見かけるようになりました。
そして、受けてみました。「腸セラピー」。どんなことをするんだろう。ウキウキ・ワクワク感想は・・・
「普通のお腹のあん摩じゃん」です。。。
国家資格が必要な「あん摩」にはお腹を揉み、さする「按腹・あんぷく」という手技があります。これは学んだ者にとってはごくごく普通の腹の手技です。私は施術するとき、腹の状態を見ながら必ず按腹をしています。便秘は腹で気の滞りを起こす原因となるので、流してあげる必要があるためです。
それが。。。まさか。。。「腸セラピー」とは。。。
こういうものを目の当たりにした時に、鍼灸マッサージ業界がいかに患者様への説明や表現方法がおざなりだったか痛感するのです。
患者様だって「按腹」よりも「腸セラピー」という名前の方がなんとなくイメージがつきやすいですし、おしゃれな感じがして受けてみようという気がしますよね。
この経験から、もう少しホームページなど作り変えようかという気持ちになって来ました。分かりやすく、親しみやすくしなければ鍼灸やあん摩マッサージ指圧は無資格と一緒にされてしまう。
分かりやすく・親しみやすい。肝に命じました。
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