腕に技術がおありになり、70代になっても仕事を依頼されるというとても素敵な方です
しかし、立ちっぱなしによる腰痛と、午後になると出てくる足の痺れで仕事の継続が不安になり、一度休職し、あまねにいらっしゃいました。
お話を伺って、腰や足を動かす検査をすると長時間の同一姿勢によりよく使われる筋肉とそうでない筋肉がはっきりしているのと、腰では筋肉よりも骨の変形による痛みの発症が推測されました。
鍼灸マッサージでは骨の変形は治せません。しかしながら変形を起こしているそばの筋肉や靭帯を緩めることで痛みの症状が楽になることが多く見られます。
あまねでは筋肉が太く丈夫で、同意を得られる方には「鍼通電療法」を使います。
これは鍼の根元にクリップを噛ませ、低周波により通電を行う療法です。電気が流れるたびにドクンドクンと鍼を打った筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、筋肉の血流循環を促進する治療法です。体内にペースメーカーなどの金属が入っている方には使えません
写真の左の機械に繋がれているクリップを打った鍼に噛ませて通電します。
こちらの患者さんには、おそらく骨の変形で狭窄が起きているであろう神経根の近くと、お尻の筋肉で凝っている場所に対し鍼通電療法を10分行いました。
治療後には「腰だけではなく全身が軽い!」と驚いて帰られました
痛い場所を治療し滞りをなくすと、そこで止まっていた気や血液が回り始め、全身が軽く感じられるようになります。
患者さんも無事に仕事に復帰できて、万々歳です
これからも皆さんに喜んでいただけるよう、頑張ります!
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