

公式サイト→ https://miyamotomovie.jp
原作は新井英樹さんが描かれた「モーニング」で連載されていた漫画です。私は漫画では読んでいなかったのですが、昨年放送されたドラマを見て、とても好きになりました

実はロードショー開始すぐに見に行ったのですが、あまりに衝撃で頭の中で整理できず、今頃になってようやく消化できたかなー?と思えるようになりました。
まず、この映画はR-15指定です(見るまで知らなかったけど。)過激な性描写と暴力描写があります

そして、とっても幸せなシーンと悩むシーン、暴力的なシーン、時系列の過去と現在が織り交ぜられて、見ていると激しく感情が揺さぶられます。主演が池松壮亮さんと蒼井優さんなのですが、この二人のぶつかり合いが迫力があります。
なんでこの映画、すぐに消化できなかったのか考えてみると、明らかに主人公の宮本君が怒りに任せて犯罪に走ってるのと、ヒロインの中野康子の女としても狡さが鼻についてしまったから。
でも、それが「人間的に素直に生きている」と考えるとそれも納得。しかも、宮本君も中野さんも「それしちゃダメでしょ!」と言いたくなるのに、人間的にとっても魅力があって応援したくなります

あと、脇を締める俳優陣として、ピエール瀧さんと佐藤二郎さんがいたのですが、佐藤二郎さんの「人間らしいイヤらしさ」が際立って、流石だなー。と感じました

振り返れば、「Bohemian Rhapsody」以降に見た映画の中で一番衝撃的な映画でした。もう一度観に行こうと思います。