2020年02月02日

『居るのはつらいよ』を読みました!

東畑開人さんが書かれた『居るのはつらいよ』を読みました
居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) - 東畑 開人
居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) - 東畑 開人

 これ、ものすごく刺さりました

 舞台は精神科デイケア。そこに就職する臨床心理士「トンちゃん」の日常を通して、「ケア」とはなにか。「セラピー」とはなにか。を考えながら物語は進んでいきます。

 デイケアの中で学ぶ『からだに触れることは心の火を落ち着かせることができる』という事実。これは私の職業に直結しています。

 そして「ただ、いる、だけ」という状況が生きていくには必要であるのにも関わらず、無意識から「ただ、いる、だけ」の状態を排除しようとする環境。なぜ「ただ、いる、だけ」を排除しようとするのか。犯人は誰だ

 私は教員生活を10年していましたが(今もちょこっとしていますが笑)、今まで自分が感じていた「不安」「不満」「やるせなさ」をこの本で明確にしてもらった気がしました。

 この本は医療・福祉・教育に携わる方々に特に読んでいただきたいです!もちろんそうでない方も物語形式で進んでいきますので、十分に楽しめると思います

 良い本を読むと本当に気持ちいいです
posted by 本間ようこ at 21:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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