心の病気ってなんだろう? (中学生の質問箱)
この本は精神科や心療内科で扱う病気の「なんだろう?」を中学生にも分かるように書いてくださった本です。とっても分かりやすい!
「うつ病」「発達障害」「統合失調症」から「認知症」まで幅広く、その病気になると「こういう風に感じる」「こういう風に思ってしまう」という「どうしてそういう結果になったのか」当事者の立場になった思いと、「では周りはどのように行動するとうまくいくか」を丁寧に教えてくださいます。
「心の病気で出る症状は、自分を異常な状態から戻すために必要な症状でもある」ということ、なるほどなと納得しました。
そして「心の病気になってしまったら、心の病気になる前に戻ろうとすると、また繰り返してしまう」というのも頷きました。
新しい考え方、ライフスタイル、そしてそれを受け入れる社会。心の病気になってしまった人が過ごしやすい社会は、みんなにとって暮らしやすい社会なはずです。
「こうするべき」「ああするべき」に捉われず、柔軟な思考の持ち主になりたいと思わせる本でした。
今は学校でも「心の病気」になってしまう子供達が沢山います。その時にどう行動するとみんなハッピーになれるか?考えさせてくれる本です。
子供にも読ませたいです