2019年10月01日

『心の病気ってなんだろう?』を読みました!

松本卓也先生が書かれた「心の病気ってなんだろう?』を読みました

心の病気ってなんだろう? (中学生の質問箱)
心の病気ってなんだろう? (中学生の質問箱)

 この本は精神科や心療内科で扱う病気の「なんだろう?」を中学生にも分かるように書いてくださった本です。とっても分かりやすい!

「うつ病」「発達障害」「統合失調症」から「認知症」まで幅広く、その病気になると「こういう風に感じる」「こういう風に思ってしまう」という「どうしてそういう結果になったのか」当事者の立場になった思いと、「では周りはどのように行動するとうまくいくか」を丁寧に教えてくださいます。

 「心の病気で出る症状は、自分を異常な状態から戻すために必要な症状でもある」ということ、なるほどなと納得しました。

 そして「心の病気になってしまったら、心の病気になる前に戻ろうとすると、また繰り返してしまう」というのも頷きました。
 新しい考え方、ライフスタイル、そしてそれを受け入れる社会。心の病気になってしまった人が過ごしやすい社会は、みんなにとって暮らしやすい社会なはずです。

 「こうするべき」「ああするべき」に捉われず、柔軟な思考の持ち主になりたいと思わせる本でした。
 今は学校でも「心の病気」になってしまう子供達が沢山います。その時にどう行動するとみんなハッピーになれるか?考えさせてくれる本です。

 子供にも読ませたいです
posted by 本間ようこ at 01:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月28日

『痛い在宅医』を読みました!

 尼崎で訪問診療をされている医師、長尾和宏さんが書かれた『痛い在宅医』を読みました
痛い在宅医
痛い在宅医

 私は父を在宅医療で見送っています。父がすい臓がんになったと聞いてから、「どのような死に方がいいのか」を父と話し合い、家族と話し合い、「在宅で来るべき時を迎えよう」と結論を出しました。

 でも現実は厳しかった。症状の緩和やあらかじめ処方された薬で鎮痛がうまくいかなかった時、家族の精神状態の不安定なるなど、次から次へと問題が発生します。
 しかし在宅医療は緩和ケアと違い、ナースステーションが隣にあるわけではありません。不安なときに連絡してもすぐに返答が得られず、父にも随分辛い思いをさせてしまいました。
 今思えば、医療チームからもっと「予測と対策」を教えてもらえていればあんなにバタバタしなかったと思います。
 この思いは私の中でずっとくすぶっていて、「本当にこれで良かったのか。。。」と考えても仕方ないことをグルグルと考えてしまっていました。

 この『痛い在宅医』はかなりリアルに在宅医療を書き出されています。お父様を在宅医療で亡くした娘さんが、長尾医師と対談する形で書かれています。
 読んでる最中、父のことを思い出して何度も胸が詰まり、自分の無力さも、あの時の辛さも思い出しました。

 そして読み終わったときに、「医療チームは未熟だった。自分は覚悟が足りなかった」と痛感しました。

 メディアでは「在宅医療は良い!」と盛んに言っています。在宅医療に関する美談も沢山見ます。でも、現実を報道されたものはほとんど見たことがありません。
 国で在宅医療は推進されています。しかしながら、本当にそれを支えられる医療チームが対応できる数ほど存在するのか?どんな医療チームでも大丈夫なのか?

 これは私たちが知る必要がある現実です。

 「痛い在宅医」では「正しい在宅医選び10カ条」が書かれていて参考になりました。

 とてもおすすめする本です。ぜひ読んでください

 

 
posted by 本間ようこ at 23:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月25日

鍼の講習会「鳥居塾」で研鑽してきました!

 9月22日(日)〜23日(月)の2日間、大阪で鍼の講習会「鳥居塾」が開かれました私は大阪に行くのは初めてでした

 今回の講習会は「どこから治療すべきか」に着眼点を置き、私たちが日常生活で最も多く取る姿勢『座位』について考え、座位からどのような不都合が発生するか、そしてそれを軽減するためにはどこをどのような順番で治療していくべきかを学んでいきました

 とても負担がかかって重要な場所なのに他の治療院では見逃してきた大切な部位を「いかに手早く、いかに痛くなく」治療していくかの実践練習の繰り返しです。

 1日目は10:00〜17:00、2日目は9:00〜16:00(お昼休憩1時間)の間、ただひたすら鍼とミオラブ (筋膜リリースの道具)を使い実践していきます。打って打たれて1日あたり6時間(笑)、これだけやると終了するときにはヘロヘロです
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 それでもやっていけるのは「治したい」と思い勉強を続ける先生方と一緒に練習できることと、30年治療の事ばかり最優先で考えられて実践されてきた鳥居先生の情熱があるからですこんな臨床に直結する経験は滅多にできません。本当に感謝の念に尽きません!

 そうは言っても初の大阪、楽しまない手はありません!限られた時間の中で「食い道楽」と言われる大阪を楽しんできました
IMG_1474.jpgお好み焼き

IMG_1473.jpgたこ焼き

IMG_1476.jpeg関西風うどん

IMG_1475.jpegイカ焼き

大阪の料理はどれも安くて美味しい!!写真を撮り忘れてしまったのですが、新大阪で1本98円のみたらし団子があったのですが、1本だけその場で食べたくって、悪いなあと思いつつ、「1本ください」と恥ずかしながらも注文したら、なんと!!「焼き方はいかがなさいますか?」と丁寧に聞かれました

 このサービス精神には感動です!!よく「大阪はお客さんがしっかりと意見を言ってくださるから、店舗のスーパーバイザーはいらない」と聞きますが、いやはや、このサービス精神を関東に持ってこられたら勝てないなーと思いました。

 そんなこんなで充実した講習と、素晴らしい先生方に囲まれて、またまたブラッシュアップしてきました!
 一人でも多くの方に「あまねに来て良かった」と思っていただけるように、また研鑽してまいります
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鳥居塾の皆さん
posted by 本間ようこ at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする